現在W205/231/222等のベンツオーナー様の中で最も話題に上がっている内容の一つ、COMANDシステムのSSD化換装作業。
今回作業を行ったのは、W205モデル/ベンツC180となります。
純正のCOMANDシステムの記憶媒体として使用されているHDD(ハードディスク)トラブルが発生するとCOMANDユニット交換が必要となり、その部品価格は約60万とも70万以上とも言われ非常に高額です。
HDDは回転ディスクにデーターを書き込んでいる構造上「振動や衝撃」等に弱く、特に走行する車内環境においては電子部品としての基本寿命を著しく縮めてしまう可能性があります。
そういった観点から予防整備として、COMANDユニットのHDDをSSD化するといった内容が今話題となっています。
SSDはHDDと異なりフラッシュメモリ技術による記憶媒体となる為、HDDのように物理的な動作部品が存在していないので起動時間の短縮はもちろん、ユーザー様が不安を抱いている車内環境使用下での高寿命化にも繋がります。
但し注意しなければいけないのは、COMANDのNTGバージョンによってはATAセキュリティロックにより、HDDスタンドでクローンを作成できません。
またクローン作製時にプロセスを誤ってオリジナルのデーターが消失させてしまうと、新たに高額なCOMANDユニットへ交換することになってしまうリスクも伴います。
COMANDシステムのSSD化により動作が早くなるメリットもあり、また万が一の場合もオリジナルのHDDを保管しておけば安心にも繋がります。
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